WordPress

WordPressの基本設定の方法「パーマリンク設定」

WordPress ダッシュボード → 「設定」 → 「パーマリンク設定」について解説していきます。

パーマリンク設定は、WordPressの固定ページや投稿記事、カテゴリーなどの各ページのURLの設定を行います。

パーマリンク設定はSEO的にも重要な項目となりますので、記事を投稿する前に必ず設定しておきましょう。

パーマリンク設定

ダッシュボード→ 「設定」 →「パーマリンク設定」を選択しクリックします。

パーマリンク設定画面が表示されます。

それでは各項目を見ていきましょう。

共通設定

パーマリンク構造を選択することができます。
5項目から選択するか、カスタム構造でサイトにあったパーマリンクを設定できます。

基本

・http://ドメイン名/?p=123
WordPressで初期設定されているパーマリンクです。
「ドメイン名」の後に「?ページ種別=ページID」を付けた形式のURLとなります。

日付と投稿名

・http://ドメイン名/2016/12/13/sample-post/
「ドメイン名」の後に投稿日の「年/月/日」と「投稿名(スラッグ)」を付けた形式のURLとなります。

月と投稿名

・http://ドメイン名/2016/12/sample-post/
「ドメイン名」の後に投稿日の「年/月」と「投稿名(スラッグ)」を付けた形式のURLとなります。

数字ベース

・http://ドメイン名/archives/123
「ドメイン名」の後に「archives」と「ページID」を付けた形式のURLとなります。

投稿名

・http://ドメイン名/sample-post/
「ドメイン名」の後に「投稿名(スラッグ)」を付けた形式のURLとなります。

カスタム構造

「利用可能なタグ」から選択して設定することができます。
利用可能なタグの種類は以下のとおりです。

%year% 投稿日の「年」を4桁で取得します。
%monthnum% 投稿日の「月」を取得します。
%day% 投稿日の「日」を取得します。
%hour% 投稿された時間の「時」を2桁で取得します。
%minute% 投稿された時間の「分」を2桁で取得します。
%second% 投稿された時間の「秒」を2桁で取得します。
%post_id% 投稿記事のページID(IDは自動で番号が割り振られます)を取得します。
%postname% 投稿記事のタイトル(スラッグ)を取得します。
%category% 投稿記事に設定したカテゴリー名(スラッグ)を取得します。
%author% 記事を投稿した作成者名を取得します。

これらのタグを組み合わせて設定することができます。
例えば、「カテゴリー」と「投稿記事のタイトル」を組み合わせる場合は以下のように設定します。

http://ドメイン名/%category%/%postname%/

 

パーマリンク設定の注意点

パーマリンク(permalink)とは、恒久・不変・永久的などを意味する「パーマメント(parmament)」と「リンク(link)」が組み合わされた造語で、「永久的に変わることのないリンク」という意味があります。

その名のとおり、一度作成したらずっと使われるもので、基本的には変更するものではないというのが前提になっています。

そのため、途中でパーマリンクを変更するということは、それまでに作成したリンクが無効になってしまいます。
変更前に記事の中に貼った内部リンクも、別のサイトに貼られた外部リンクも使えなくなります。
他にも、SNSでのシェア数がリセットされてしまったり、SEOの効果もリセットされてしまうというデメリットが生じます。

なので、パーマリンクはできるだけ変更することがないように設定しましょう。

もしパーマリンクを変更するような時には、変更前のURLから変更後のURLへアクセスできるようにリダイレクトプラグインなどを利用して、リダイレクト設定をするなど対策が必要となります。

 

SEOに最適なパーマリンクとは

パーマリンクはSEOに影響があると言われています。
GoogleのガイドラインにURLの構造について以下の記載があります。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。

引用元:シンプルな URL 構造を維持する-Google Search Consoleヘルプ

このガイドラインからURLの構造は
・シンプルな構成であること
・IDではなく意味のある単語が使用されていること
・論理的かつ人間が理解できるもの
という要件を満たしているものが推奨されていることが分かります。

このことから、パーマリンクは下記の2つの形式のURLが理想的となります。

・http://ドメイン名/カテゴリー名/投稿名/
・http://ドメイン名/投稿名/

 

この2つのどちらがより良いか?

カテゴリー名を入れることで、検索エンジンはサイトの構成や記事内容を理解しやすくなります。
また、人の目から見てもどのような内容かがわかりやすくなるので、サイトを訪問したユーザーにも安心感があります。

投稿名のみの場合は、サイトの構成まではわからないけれども、投稿されている内容は理解しやすくなります。

パーマリンクにはカテゴリー名を入れた方がユーザビリティ上も、SEO的にも良いと言えます。

しかし、サイトを運営していると、カテゴリー名やカテゴリー構造を見直したくなるような場面が起こります。

そのような時にパーマリンクにカテゴリー名を入れていると、そのカテゴリーに属する記事のURLが全て変わってしまうので、設定をやり直す必要があり、大変な作業が発生するというデメリットがあります。

最初からカテゴリーがしっかりと決まっていて、サイト運営後に変更することがほとんどない場合は、カテゴリー名を含んだパーマリンクにしておくことが良いと思います。

そうでない場合は、今後の運用面のことも考えて、投稿名のみのパーマリンク設定にすることをおすすめします。

 

パーマリンクに日本語は使わない

パーマリンクに日本語は使わないようにしましょう。
パーマリンクの投稿名の部分をWordPressでは「スラッグ」と呼びます。
このスラッグには、記事タイトルに書いた文字列がそのまま反映されてしまいます。

このまま日本語の入ったスラッグでも公開することは可能性です。
日本語なので、日本人にとってはわかやすいのですが、URLの日本語の部分はエンコードされて、意味をなさない長い文字列のURLに変わってしまいます。

例えば、下記のような日本語の入ったURLをコピーして外部サービスに貼りつけた時には

http://mopci.com/記事タイトルはそのまま表示されますよ/

このようにエンコードされてしまいます。

http://mopci.com/%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%88%e3%83%ab%e3%81%af%e3%81%9d%e3%81%ae%e3%81%be%e3%81%be%e8%a1%a8%e7%a4%ba%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%be%e3%81%99%e3%82%88/

これでは何の記事かわかりにくく、怪しいURLではないかと思われることもにもなりかねません。
またリンクをクリックしても、認識がされずに404エラー(404 Not Found)が表示されることもあります。

なので、日本語の部分は、半角英数字で英単語またはローマ字に変更することをおすすめします。
文字列が長くなる場合は「-」ハイフンで区切ります。

スラッグの変更方法

「編集」をクリックします

編集画面で日本語を半角英数字に変更します

「OK」をクリックします。

スラッグ部分が変更されました。

 

オプション

カテゴリー用のURLやタグ用のURLを変更することができます。

カテゴリーベース

カテゴリーのページを表示すると、通常は以下のようなURLになっています。

「http://ドメイン名/category/カテゴリー名」

このURLの中の「category」の文字を、指定した文字列に変更することができます。
例えば、カテゴリーベースの入力欄に「topics」と入力して保存すると、カテゴリーページのURLは次のようになります。

「http://ドメイン名/topics/カテゴリー名」

 

タグベース

タグのページを表示すると、通常は以下のようなURLになっています。

「http://ドメイン名/tag/タグ名」

このURLの中の「tag」の文字を、指定した文字列に変更することができます。
例えば、タグベースの入力欄に「topics」と入力して保存すると、タグのページのURLは次のようになります。

「http://ドメイン名/topics/タグ名」

 
 

上記の入力が完了しましたら「変更を保存」をクリックして設定を保存します。

 

以上でパーマリンク設定は終了です。

 

まとめ

パーマリンク設定はサイトを運営をしていく上で非常に重要な設定となります。
サイト運営をしていく中でパーマリンクの変更を行うことは多くのリスクとデメリットがありますので、最初にしっかりと設定しておくことをおすすめします。

スポンサーリンク

-WordPress
-, ,

© 2024 Drop note